新アクセサリ:プルワイヤを長距離にわたり、カーブさせながら設置可能な柔軟性の高いプーリ

非常停止ロープスイッチがカーブ対応に

非常停止ロープスイッチは、特にコンベアシステムにおいて「拡張非常停止」ボタンとしての地位を確立しています: ロープを一回引くだけで、システムの該当部分が安全に停止します。通常、多くのコンベアがそうであるように、コンベアラインが直線である限り、ロープは、最大2 x 100mの距離まで、規格で要求される最大たわみ力で、簡単に張ることができます。そのため、シュトイテのアクセサリとしては、クローズドまたはオープンタイプのアイボルトを提供しています。

しかし、カーブしたコンベアシステムや拡張された非直線的な危険なエリアで、規格に準拠した使いやすい非常停止機能を実現するには、どうすればよいのでしょうか?この質問をシュトイテに投げかけたのは、空港の荷物用ベルトコンベアシステムメーカーでした。Controltec部門の開発者は、シュトイテの非常停止ロープスイッチシリーズに、同様にシンプルで効果的なソリューション、 プーリMultiflex 4Rを設計しました。

ロープを通すプーリのヘッド部分は、どの向きにでも回転します。そのためプーリMultiflex 4Rは、カーブしたコンベアにも合わせてロープを引くことが出来ます。
ここで重要な点は、プーリごとに少しずつカーブがあっても、プーリ・ヘッドの開口部にある可動式ローラーのおかげで摩擦が最小限に抑えられることです。
 

DIN EN 60947-5-5で要求される最大垂直引張力200 N、最大ロープたわみ量400 mmを容易に満たすことができます。非常停止機能用アクチュエータとしての「プルロープ」の操作は便利で、摩耗を最小限に抑え、長いロープでも作動力を増やすことなく複数個所でカーブさせることができます。

プーリの下部にはM8のネジ山があり、プーリMultiflex 4Rを容易かつ汎用的に取り付けることができます。また、小包やスーツケースのベルトコンベアに使用される従来のプロファイル・システムに、Tスロットナットを使って固定することもできます。

また、まったく異なる分野、たとえばトンネル掘削技術からの関心もあります。ここでは、掘削された材料をトンネルから搬出するためにコンベアシステムが使用されます。非常停止機能は、堅牢な非常停止ロープスイッチによって確実に機能します。コンベアシステムがトンネル内部のカーブに沿って設置される場合、プーリMultiflex 4Rは、ここでも完璧なソリューションとなります。シュトイテの過酷環境分野の非常停止ロープスイッチと組み合わせて、「拡張非常停止」用のロープサポートとして使用できます。

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